2019年末より、「j Grants(ジェイグランツ)」という、ネットで補助金申請が出来る電子申請システムの運用が開始されました。
これにより、事業計画の作成や証明書類の提出も全て電子化され、ネット経由で申請~完了報告までを完結出来るようになりました。
j Grants(ジェイグランツ)について
経済産業省の予算で措置される予定の以下3つの補助金も、
この「j Grants(ジェイグランツ)」を使って申請を行うことになりそうです。
- ものづくり・商業・サービス補助事業
- IT導入補助事業
- 小規模事業者持続化補助事業
一旦登録すればさまざまな補助金申請が便利に!
「j Grants(ジェイグランツ)」は、一旦登録をすると、補助金申請に必要な会社情報などを
申請のたびに登録する必要がなくなり、補助金申請の手間が軽減されます。
また、交付要項や公募要領等の資料や、申請の際に提出する書式のダウンロードも出来ます。
もちろん、補助金申請の全ての手続きをネット経由で完結出来るので、書類を印刷したり、
郵便局へ行って申請書を郵送したりする手間もなくなります。
j Grants(ジェイグランツ)を利用するためには
「j Grants(ジェイグランツ)」を使って補助金申請を行うためには、
GビズIDの「gBizIDプライム」が必要となります。
簡単にいうと、ID・パスワード等を取得するということです。
この「gBizIDプライム」があると、「j Grants(ジェイグランツ)」にログイン出来るようになります。
「gBizIDプライム」の申請・発行にはおおむね2~3週間かかります。
まずは「gBizIDプライム」を取得しよう!
募集要項も出ていない中では、何も準備が出来ないと思われがちですが、
この「gBizIDプライム」は今からでも取得出来ます。
「gBizIDプライム」の申請・発行には、おおむね2~3週間かかり、申請のために必要な印鑑証明の取得や
登録申請書作成などの時間、公募が開始されて登録が殺到する可能性などを考えると、
今から余裕を持って取得手続きをしていくことをおすすめします。
gBizIDプライムの取得方法
事前に準備するもの
- スマートフォンまたは携帯電話(ワンタイムパスワードをSMS(ショートメール)で受信します。)
- 印鑑(登録)証明書と登録印(申請書に押印して、証明書と共に運用センターに郵送します。)※
※法人は印鑑証明書と代表者印、個人事業主は印鑑登録証明書と個人の実印(いずれも発行日より3ヶ月以内の原本)
申請書の作成と申請
①GビズIDシステムのページ(https://gbiz-id.go.jp/top/)にアクセスします。
②GビズIDのトップページが開いたら、「gBizIDプライムID作成」ボタンを押して、開いたページの各入力項目を入力します。
その際、印鑑(登録)証明書に記載のある項目は、印鑑(登録)証明書の記載の通りに入力します。
③入力が終わったら、「申請書作成」ボタンを押し、表示された申請内容に問題がなければ「OK」ボタンを押します。
④出てきた画面の「申請書ダウンロード」ボタンを押し、表示された申請書を印刷します。
⑤印刷した申請書に作成日を記入し、法人の場合は代表者印、個人事業主の場合は個人の実印を押印します。
記載内容と異なる連絡先に連絡を希望する場合は、その欄に記入します。
⑥申請書原本と印鑑(登録)証明書を下記送付先に送付します。
◯送付先
〒530-0003
大阪府大阪市北区堂島3-1-21 NTTデータ堂島ビル16階
経済産業省 GビズID運用センター 宛
申請に不備がなければ、原則2週間以内に
「【GビズID】gBizIDプライム登録申請の承認のお知らせ」
と件名が書かれたメールが届きます。
そのメールに記載されているURLをクリックすると、登録したSMS(ショートメール)送付先の番号に、
ワンタイムパスワードが送付され、ID入力とワンタイムパスワード入力画面が表示されるので、
IDと送られてきたワンタイムパスワードを入力して、これから利用するパスワードの設定をすれば完了です。
「gBizIDプライム」取得方法を解説した2分ほどの動画もありますので、
よく分からない場合は、こちらを参考にすると良いと思います。
今後、さまざまな行政サービスで活用できるようになると思われますので、
この機会にぜひ登録をしてみましょう。
本記事は、内容の正確性や補助金等の採択を保証するものではございません。
補助金等への応募の判断は、各省庁・事務局からの正式な発表や、公募要領等を確認の上、
ご自身の判断にてお願い致します。